「のびのびリトミック」

昨日に引き続いて、今日は年少組さんの「のびのびリトミック」。。。とある一日の様子を少しだけお伝えしたいと思います。

「のびのびリトミック」

音楽に合わせてのびやかに身体を動かす、これはリトミックの楽しさであり醍醐味ですが、親和幼稚園のリトミックは楽しみながら「音を聴き」「音に耳を澄ませて」「音を感じる」ことを一番の目的として行っています。

確かに、のびやかに身体を動かそうと思えば音を聴かないといけないし、お友だちと一緒に歌を唄うのもピアノの音に耳を澄ませないと唄えないし、ビートを感じようと思えば音に耳を傾けて感じないといけませんよね。音楽を楽しむ根っこは「音を聴く」なんです。

ピアノの音が止まれば「あかー!」と身体も一緒に止めたり、静かで小さな音を床で寝て表現したり、賑やかな音には全力疾走!!その日の子どもたちの調子や発言に合わせて即興でありとあらゆる曲を奏でるリトミックの先生は、プロと言えど本当に凄いんです。

リトミックでは、このようなリトミックスカーフやボール、太鼓、トライアングルなど様々なアイテムも登場します。この日は、スカーフを揺らして流れる音に身を任せてみたり頭にかぶってお化けに変身してみたり、子どもの心をくすぐる色々なアイデアの連続です。子どもたちの先生を見つめる目や耳は、常に準備オッケー!「つぎは、なに?」「どうするの?」「おしえて!」キラキラしています。

実際に、リトミックの先生がよくレッスン後に「子どもたちが私を見つめる目がキラキラ輝きすぎていて、いつも私はその世界に吸い込まれそうだし、一瞬で恋に落ちそうよ!」と仰います。

楽しく音と戯れた後は、片付けも大切なレッスンの1つです。シフォンの柔らかい生地なので、最初はうまく畳むことができない子どももいますが、先生に毎回「心を込めてたためたね、大丈夫よ、ありがとう」と優しく声をかけてもらい回数を重ねることで、少しづつ出来るようになります。

そして、毎回レッスンの最後には必ずピアノ演奏を聴かせてくださるリトミックの先生。その選曲はクラシックからジャズ、テレビの主題歌と実に幅が広く、担任の先生たちも楽しみにしている時間です。最後まで「聴く」ことを大切にした「のびのびリトミック」のレッスンはこれで終了。

リトミックのレッスンを通して「音を聴く」こともさることながら、子どもたちには今だけでなくこれから先の人生に於いても「人の話を聴く」ことを大切し、様々な人の意見や想いに心寄り添える人でいてもらいたいなと願っています。