事件です!

9月1日より「元気いっぱい!笑顔いっぱい! しんわの子!!」の2学期が、その名の通り元気いっぱい笑顔いっぱいスタートしています。こういった状況の中、日々皆が幼稚園へ集い賑やかな園生活を送れることに、心から感謝をする毎日です。

なのですが。。。

夏休み期間中、しんわ農園や園庭ではショックな事件が起こりました!

まず、しんわ農園

お盆休みの長雨後、ようやく畑作業が出来ると畑の先生が張り切って農園へでかけたところ、何かがおかしい。。。

なんと!いも畑がイノシシに侵入されて、お芋を全て食べられていました。しんわ農園が始まって以来、初めての事件です。。。

今まで、無農薬ゆえの美味しさからかサル・キジ・もぐら・ねずみに一部を食べられることはあっても、イノシシにおいも全てを食べられることはありませんでした。

どんな大家族のイノシシが侵入したのか、柵を押し倒したり少しの穴をこじ開け広げたり、柵の下を掘り押し上げてまで進入していて、それは見事な食べっぷりだったんです。この夏は、それだけ自然条件が厳しく食べるものが無かったんだろうと思います。

気を取り直して、おいものツルを取り耕運機をかけ、柵を直して畑を作り直すしかありません。こんなこともあるのが、自然とのお付き合いです。

自然とのお付き合いは大変ですが、こんな発見もありましたよ。

ガマの穂、栗、そうです。。。秋がやってきていました。

次に園庭!

8月の月末の長雨の後です。。。

あれ?稲が変だよ。。。

あー!病気になってる!!大変!!せっかく稲の白い花が見事に咲き、稲穂が出来ていたのに黒く変色しています。

早速、田んぼの先生(JAの農業指導員さん)に連絡です。すると、原因はこの夏の寒暖差の激しさから、バケツの水温も激しく変温したための病気とのことでした。

こういったことからも、気候の異常が感じられます。子どもたちも「どしたん?」と心配そうです。ここは、収穫までのあと数週間をなんとか祈るように乗り越えるしかないとのご指導でしたので、先生たちの毎日の水替えにも気合が入ります。

日々私たちが当たり前のように口にしているお米は、農家の方々の日頃の細やかな努力と見守りで収穫が出来ていて私たちの口に入っているのだと痛感し、1粒1粒を改めて有難く頂く良い機会となりました。

ちなみに、正常な成長のままだと

このような稲の穂が見られます。きれいでしょう?本当に圧巻の美しさなんです。

園庭でもショックな事件があった夏、実はベランダでは感嘆の夏でもありました。

土の中から出てきてしまったカブトムシの幼虫を、ペーパーホルダーを蛹室の代わりとして育て、初めて羽化に成功しました。

羽化したてのカブトムシの身体は黄金色をしていて、時間と共に徐々に頭と同じ黒色に変化する様子を間近で観察できたことは、本当にタイミングが合わない限り見ることのできない生きた教材として、貴重な体験となりました。

色々なショックや発見、感嘆があった夏休み、どうか2学期はショックは控え目にして、発見や感嘆そして貴重な体験の連続となりますように。